愛知県津島市のいとう動物病院

いとう動物病院

診療時間午前9:00〜12:00/午後5:00〜8:00

休診日木曜日、日曜日、祝日、第三土曜日午後休診

ノミ・ダニ予防

ノミ・ダニ予防

ノミは高温多湿な環境を好みますので、春から夏は繁殖しやすい季節となります。しかし、最近ではエアコンなどで室温が一定に保たれているために一年中ノミが繁殖可能となり、冬でも油断は禁物です。
また、ダニは草むらなどに潜んで動物に寄生するチャンスをうかがっています。土のあるところはどこにでもいる可能性がありますので、お散歩の時には草むらをさけるなどの注意が必要となります。
ノミとダニは吸血されるとただ痒いだけでなく、他にも恐ろしい病気にかかる危険があることを理解し、十分に注意しましょう。

ノミ

ノミによる吸血が繰り返されると、ノミの唾液に含まれる物質によりアレルギー性皮膚炎を起こす可能性もあり、湿疹や激しいかゆみ、脱毛などの症状を起こします。更にノミに吸血されたところを何度も掻きむしった傷に細菌が入り、化膿してしまうこともあります。
また、大量にノミが寄生すると特に子犬や子猫では貧血を起こすこともあります。他にも、内部寄生虫の条虫(サナダ虫)や人にも被害をもたらす「猫引っかき病」を媒介します。「猫引っ掻き病」は猫から猫へ伝播し、猫には症状が現れませんが人にはリンパ節が腫れて発熱や頭痛などの症状を引き起こします。

ダニ

体に寄生すると激しいかゆみを伴い、無理にダニを引き剥がすと口の部分が皮膚に残って化膿してしまうことがあります。さらにやっかいなのは、マダニが「バベジア」という寄生虫(原虫)や細菌・ウイルスなどを媒介することです。特にバベジア症候群は犬の赤血球を破壊し、生命に危険を及ぼす危険性もあります。他にもウイルスによるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、人にも感染し生命の危険性にかかわる恐ろしい病気です。

ノミ・ダニが寄生したら

ノミ・マダニを見つけてもつぶしてはいけません。メスの成虫はお腹の中に卵を持っているので、つぶすと卵が飛び散ってしまいます。ノミ・マダニを見つけた時はつぶさずにご来院ください。

ノミ・ダニの予防

予防・駆除剤には、親虫を即座に殺せるもの、生まれた卵が孵らないようにするもの、その両方の効果があるもの、体に滴下するもの、内服するものなど様々なタイプがあります。このように効果や使用方法に違いがありますので、お気軽にご相談ください。

TOPへ